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シナリオ提供しただけといいながら、がんがん現場に入って壁に貼られたイメージボードを剥がせたり、代わりのイメージイラストを提供したり、冒頭で主人公が布団をたたむシーンを入れるべきと鈴木PDに主張して映画に反映させたり、宮崎駿監督の天皇ぶりがすごかった。
『コクリコ坂から』は『ゲド戦記』のみならず近年の宮崎駿作品よりも高評価する意見を散見したが、これを見ると素直に宮崎吾朗監督だけの手柄とは思いがたい。絵コンテは全て自ら切ったそうだし、会議の様子からドキュメンタリー中で語られるようにキャラクター像を明確にスタッフへ伝えられるようになっていたこともわかるが、それはアニメ映画監督として最低限のことにすぎないのではないか。