法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『攻殻機動隊 S.A.C. ぴあ』の神山健治インタビューを読んでいて驚いたこと

作画監督ごとの絵柄が出ていたのは、スケジュール等を考慮した意図的な判断といった自作解説の合間に、制作スタジオ内では映画『イノセンス』がカンヌを獲れると信じられていたという証言がされていた。カンヌを獲れなかった後、スタジオ内は意気消沈したという。あまり制作リソースをふりわけてもらえていなかった『攻殻機動隊 S.A.C.』は、その後にスタジオ内で注目されるようになった、とのこと。
熱心に制作していた側が客観視できないのはしかたないが、カンヌが獲れるとスタジオ全体で信じられていたというのは困惑させられる。面白い映画だとは思うが……