原作マンガの公式設定でも、飲み込んだものを全て分解する「原子炉」である。少なくともウランやプルトニウムといった核燃料を使用する必要はない*1。
もとは半公式の解説マンガ『ドラえもん百科』で作られた設定のようだが*2、『ドラえもん』本編の単行本でも採用されている。てんとう虫コミックス第11巻には下記のような解説がされている*3。
原子ろ
何を食べても原子力
エネルギーになる。
アニメでは、『ドラえもん のび太と未来ノート』という教材ビデオ作品で、エネルギー切れを起こして停止したドラえもんが様々な自然エネルギーをとりこんで回復する描写が見られた。原作者が存命していた1994年に制作されており、教育的な内容ながら娯楽作品としても完成度が高い。ドラえもんの肉体とつながったプロペラで風力を動力源としたり、映像のインパクトもあった。
かつては非売品だったが、雑誌『ぼく、ドラえもん』の付録DVDとして今は容易に入手できる。公式設定と呼ぶのは難しい位置づけの作品だが、ドラえもんの動力描写を考察するにあたって外せない作品のひとつだ。
『ドラえもん』の二次創作は、どれほど強烈な内容であっても、本家を超えられることは滅多にない。
ドラえもんの動力、原子力から変更へ 内部資料入手
資料では、これらの案全てに何らかの問題があることを指摘。最終案として「年内中にドラえもんをメルトダウンさせて廃炉にするのが適切」と番組終了を提案すると共に、昨今最もちょろく金を巻き上げられるオタク需要に答えて、深夜枠で「完全無修正版『エスパー魔美』」の放送を検討するよう提案している。
なお、TVアニメ版の『エスパー魔美』は現在GYAOで終盤を配信中。初回は半永久的に無料配信している。
http://gyao.yahoo.co.jp/p/00714/v07576/
芸術だから恥ずかしくないもん。TVアニメ版でも当然のように主人公は全裸を披露していたので、これ以上の完全無修正は無理だろう。