法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

全く新しい凄腕ハッカーの演出案

何故フィクションの中のハッカーは物凄い速さでキーボードを叩くのか - 戯れ言(はてなダイアリー版跡地)
使用するコンピュータへ液体窒素を流し込むってのはどうだろう。


http://d.hatena.ne.jp/scinfaxi/20100314/1268518116

映画のハッカーのノートパソコンって……バッテリ切れないよな!
【ネット】「絶対マウス使わない」「やたら文字が緑色だよね」 映画に出てくるハッカーにありがちなパターン★2

これは普通に羨ましい。でもバッテリー残量を気にしながらクラッキングする光景ってちょっと残念な感じがする。「ペンタゴンに侵入しようとしてるのに電源確保できてねーのかよ!」っていう。
二本のバッテリーをホットスワップできるノートPCとか出ないかなー。

ノートパソコンに限らず、安定した電源の確保に奔走する描写も面白いかもしれない。
そういえば、傑作OVA『FLAG』で数少ない残念な演出が、ジャーナリストのクラッキング描写が古典的なハッカー像を一歩も超えていないところだった*1。せっかく僻地でクラッキングという設定なのだから、数少ない部品や廃材を集めて自作コンピュータを作るとか、同じコンピュータだけを用いたハッキングでも珍しい独自描写を試せただろうにと思ったものだ。


ところで、実は少なくないフィクションでリアルなハッカーは登場していると思う。それは変装して敵基地へ乗り込み、アクセス権限を持つコンピュータを使ってクラッキングするという描写だ。
いくつか現実のクラック事件を題材にした記事を読んだ時、似たような手法を見た記憶がある。地味とか派手とか以前に、コンピュータ以外の技術が要点だから、全くハッキング描写に感じられないところが難点だが。

*1:コンピュータを擬人化して呼びかける描写なんて、そういう人が現実にもいることが想像できるからこそ、逆に見たくなかった。