法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

ビンラディンは範馬勇次郎という説

ビンラディンを米軍特殊部隊が暗殺した状況について、米大統領報道官から説明がなされた。
http://www.asahi.com/international/update/0504/TKY201105040289.html

 カーニー米大統領報道官は3日の記者会見で、米軍特殊部隊が国際テロ組織アルカイダ指導者のオサマ・ビンラディン容疑者を急襲した際に、同容疑者が「武装していなかった」と明らかにした。オバマ米大統領は同容疑者が降伏しない限り、殺害することを許可していたという。

 米政府はこれまでビンラディン容疑者や側近らと米軍が銃撃戦になり、一緒にいた妻を「人間の盾」にしたと説明していた。カーニー氏は非武装の同容疑者が「抵抗した」と述べたが、詳細には触れなかった。

 一方、パネッタ米中央情報局(CIA)長官は3日、米NBCテレビで「オバマ大統領から殺害の許可を得ていた」と言明。「同容疑者が両手を上げて降伏の意思を示せば拘束していたが、そうならなかった」と述べた。

 この作戦についてホルダー米司法長官は3日、米議会下院司法委員会で「あらゆる面で合法かつ正当」と証言。だが、国連のピレイ人権高等弁務官は「米国はすべての対テロ作戦で国際法を尊重すると主張してきたはずだ」とし、殺害を前提とした作戦に疑問を投げかけた。(ワシントン=望月洋嗣)

武装すらしていないのに米軍特殊部隊が銃撃せざるをえないような抵抗ができたのだから、ビンラディンは世界最強の格闘家だったというわけだ。米司法長官があらゆる面で合法かつ正当と堂々主張せざるをえないほど、現場の隊員は危険にさらされた。そこまで格闘の才能があったなら、もっと別の道もあっただろうにもったいない。


……そんなわけあるか。
対象を生きたまま拘束した方が、後に利用できる選択肢も複数あっただろう。殺害を前提にしていた判断は政治手段としても稚拙だったと思う。二重三重に米国の余裕のなさが伝わってくる記事だ。