法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『スイートプリキュア♪』第3話 ジャジャ〜ン!響は音楽嫌いニャ?

過去の物語、現在進行中の葛藤、そして事件の解決まで。全てが長台詞ですまされる。
作画や背景美術は『プリキュア』シリーズ平均から見れば安定しており、かなり舞台設定もていねいに提示されていると思うのだが、それが逆に台詞だけでドラマが進行していることを浮き彫りにしてしまっていた。
作画も安定している分、逆に良い意味での生々しさや荒さを感じさせるものではなく、見せ場のはずのアクションも短時間。


今回は実写作品だけでなくアニメも数多く手がけている米村正二が脚本だったが、下手をすると前回や前々回よりもアニメとして見せる意味のないドラマと感じた。オーディオドラマか、あえて素人に長回しでの演技をさせて生々しさを引き出すような実写ドラマでやるべき内容。
開かない扉を心象風景としてのみ描き、物理的に何が起きたのかを全く説明していないのだから、逆に観念的に描いても良かったかもしれない。どうも中途半端な印象が残った。