法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『あらゆる世界を見学せよ!〜潜入!リアルスコープ』

土曜日深夜にフジテレビ系列で放映している情報番組。
今週は、東映アニメーションと関係が深いフィリピンのアニメ制作会社TAPと、ロシアのオタク祭典を特集していた。


以前にテレビ朝日系列の番組でTAPが紹介された時*1とは違い、TAP単独に注目した内容だった。以前に東映アニメーションを特集したことがあったらしいが、残念ながら未見。
人件費が上がった韓国以外の外注先を探した東映が、台湾やシンガポールなどをへて、フィリピンに行き着いたという歴史を紹介。パーテーションで区切られた、清潔な仕事環境も印象に残った。作画監督を担当するようになったフランシスやアンニョヌエボも顔出し。少し映った原画も上手い。デジタル技術を用いた背景美術や彩色の風景から、各アニメスタッフの目標などを紹介。
ただし、現在の『ワンピース』は編集とアフレコ以外の映像作業大半をTAPが担当しているというナレーションがあったが、さすがに絵コンテや作画監督といった要点はほとんど日本国内で行っていることは注意してほしかった。仕事で関わる人数比はフィリピンが多いという話は数字が具体的だったので、事実だろうと思うが。


ロシアのオタク祭りは、コスプレイヤーがインタビューで自作衣装の着心地に不平不満を述べてばかりで、楽しんでいるんだか苦行しているんだかわからないところが、逆にリアルで良かった。
ドイツから来たAKB48オタクの大学教授60歳のインパクトもなかなか。