第九話は敵に新幹部が登場し、新しい巫女も生まれる*1。
妹に対しても綺羅星に対しても仮面をかぶっているマリノのキャラクターが印象に残り、逆にサブタイトルで強調されているミズノのキャラクターはあまり引っかからなかった。
第十話は、ミズノの恋した相手を、姉であるマリノも恋するという話。前回と逆にミズノのキャラクターがつかみやすい。
女性を主体とした愛憎劇であれ、男性の欲望を充足させる願望展開であれ、生臭くなりそうなところを、さらっとシャレたサブタイトル表記で落とす。くり返されたアイスクリーム当ての魔法を回収したのもうまかった。
あと、三下臭がひどかった敵の青年達も個性が描かれ、冷笑的な態度にも相応に複雑な感情が隠されていると感じさせる。板野サーカスはあまり空間の広がりが感じられず残念だったが、ロボットバトル全体のボリュームも悪くない。ただ、前回は戦闘を許可されるまでの経緯がそれなりに説明されていたのに、今回はほとんど描かれなかったのが残念*2。