2010-11-26 「暴力装置」が使用された小説の一例 小説 身辺雑記 暇を見て少しずつ読み進めていた本格推理小説、有栖川有栖『乱鴉の島』で、警察を指して「国家権力の暴力装置」*1と呼ぶ場面が登場して笑った。大学教授という設定のキャラクターによる、語り手から「まどろっこしい」と評された台詞ではあるが、もちろん「暴力装置」という言葉についてわざわざ説明があったりはしない。 普段なら気にならないような場面だが、軍事に全く関係しない状況で出てきたので印象に残った。 *1:新書版248頁。