法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

怒るとかじゃなくガッカリするよね

資料をもっと集めて時系列を精査して説得性が高い建設的な内容にしなければならないと力不足を感じながらも、できるだけ読みやすい程度に引用や頁を具体的に示した批判を書こうと労力を使う。
そうしたら長文の再反論が返ってきたので、手強い批判のみならず意外な知見に出会えるかもと少し期待しながら読んでみたら、具体的な根拠どころか資料名すら全く提示せず、推敲すら全くしていない「ぼくのかんがえたはんろん」でしかなかった時の気分。
従軍慰安婦の歴史だけでなく、日本語も勉強するべき歴史修正主義者 - 法華狼の日記
どうしようもないのは、そもそも史実派は「いずれにせよ従軍慰安婦制度を批判することに何の問題もないよね」というところに行き着かざるをえないところ。何しろ相手は、現在の批判内容に間違いがあると主張しているのではなくて、現在とは内容が異なる*1過去の批判内容が間違っていたと主張しているにすぎない。
過去の批判内容と同じ主張を現在も続けているどころか、過去に行なったことすらない者としては、主張の無意味さに呆然としながら落胆するという、なかなか味わえない気分になるのであったとさ。

*1:この異なるという主張自体、かなりの疑問符がつくわけだが。