異界魔女マギサの大活躍。新規アイキャッチとともに、敵幹部とのカードバトルも行なう。
負けたら全てが終わりなラスボス戦ではないし*1、長いブランクをリスキーなデッキで補う戦術は、アニメの演出として不自然ではない。背水の陣でのぞむバトル自体も面白いものだった。
ただ、さすがにスピリッツがキーの一体だけというデッキ構成は、運にたよりすぎていて好みではない。手札事故を防ぐよう、壁用のスピリッツもいくつか入れて不自然さを軽減してほしかったな。あえて一点を運にたよることで、マギサの覚悟と、一気に逆転するカタルシスを描きたかったということはわかるが。
それと、今回初登場のスピリッツは素人目線では強すぎて、いずれ公式戦での使用が禁止されそうに思う。作品内外のカードバランスを壊してしまわないか少し心配。
また、カードバトルで負けたからと実力行使に出るレオンの態度悪さが凄い*2。敵が超能力バトルをしかけてきてカードが全く登場しなかった前回と合わせて、衝突はカードバトルで合意にいたるべきで暴力をふるってはならないという主題が感じられなくもない。これはこれでカードバトルアニメとして正しい主題といえる。
序盤の印象的なゲストキャラクターとの因縁をレオンが回想し対比されることで、これまでキャラクターが薄かったのに末路が印象的に感じられるドラマ構成も良かった。