おや、地上アナログ放送でも一足先にビスタサイズになったか。しかし今回はABパートそれぞれで腰繁男、楠葉宏三というベテランがコンテを手がけながらレイアウトに緊張感がなく、せっかくサイドカットされていないのに効果が薄い。作画監督も田中薫と丸山宏一の連名、および久保園誠が担当しながら、悪くもないかわりに目を引くところもなかった。
原作でも短めの話を映像化するに当たって、焦点がぼけてしまったため映像の面白味も出なかったのかな。骨川スネ夫の家にドラえもんが居座るシュールな絵や、掃除機とスーパーカーが白熱のカーレースを行うアニメオリジナル展開は良かったのだが。
あと、「ここにもかけたよドラえもん」でドラえもんの手巻き寿司を作っていたのには……書いてないだろ! 絵描き歌が関係ないだろ!!
いや、ちゃんとドラえもん手巻き寿司だったところは素直に凄いと思ったし、笑えたからいいけどさ。