法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『COBRA THE ANIMATION』が良作だった

1クール放映のTVアニメとして、全く隙のない作りに感服した。出崎統監督が降板して、OVA版キャラクターデザインをつとめた清水恵蔵が監督として登板したが、アニメーター出身監督ながら作画が主張しすぎることもなく安定していた。基本的には原作通りの内容だったらしいが*1、シリーズとしての流れがあって、ちゃんとマッチョで義理堅い主人公のキャラクターが立ち上がる構成になっている。
むろん作画が悪かったわけでもない。キャラクター作画は最後まで統一を保っていて、けっこうアクションも動かしている。西澤晋がコンテ担当時に作画監督と原画まで行っていたり、監督降板劇があったわりに制作の余裕があったのかもしれない。ちなみに下記ブログを読むと、第1話の作画監督「蕗此此」は湖川友謙の変名かもしれないとのこと。
ブログ ボノロン ~不思議な森のいいつたえ~ スタッフリスト
そう思ってから見ると、冒頭自動車内の煽りカットがそれらしく感じられてくるから不思議*2


何にしても、人目をひきつけるつもりで『COBRA THE ANIMATION』第2話「黄金の扉」で思いっきり乳首が出ていた件について - 法華狼の日記というエントリタイトルを選んだ者として、きれいに完結して良かった良かった。

*1:原作は第1巻と少ししか読んでいない。

*2:ちなみに初回はバンダイチャンネルで半永久的に無料配信されている。http://www.b-ch.com/ttl/index.php?ttl_c=2386