法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

あえて日本国憲法万歳とネット右翼へ言葉を贈る

http://d.hatena.ne.jp/Prodigal_Son/20100315/1268645576
結婚相手のひととなりはProdigal_Son氏を通してしかわからないので*1、無責任な発言はできないなと思いつつも、インターネット上で縁があった一人として祝福する。

おめでとう。



さて、今日の『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』3時間SPを見ていたら、日本国憲法草案を書いた最後の米国人女性、ベアテ・シロタ・ゴートン氏が登場されていた。
ゴートン氏もまた、幼少期を日本ですごした越境の人である。戦争へ日本が突き進む中、両親を残して米国へ渡り、渡日するため戦後GHQへ入ったという。当時22歳、同時に草案を考えた人々は全て亡くなっていることからも、その若さが実感される。現在は孫にも恵まれ、かくしゃくとした姿は実に幸福そうに感じられた。
実際の憲法には議論を経て24条として残されたが、他の提案にも興味深いものが多い。その一部紹介をもって2人への祝福に代えさせてもらいたい。
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/sirotakouennkai.htm

家庭は、人類社会の基礎であり、その伝統は、善きにつけ悪しきにつけ国全体に浸透する。それ故、婚姻と家庭とは、法の保護を受ける。婚姻と家庭とは、両性が法律的にも社会的にも平等であることは当然であるとの考えに基礎をおき、親の強制ではなく相互の合意に基づき、かつ男性の支配ではなく両性の合意に基<べきことを、ここに定める。これらの原理に反する法律は廃止され、それに代わって、配偶者の選択、財産権、相続、住居の選択、離婚並びに婚姻および家庭に関するその他の事項を、個人の尊厳と両性の本質的平等の見地に立って定める法律が制定さるべきである。

妊婦と乳児の保育にあたっている母親は、既婚、未婚を問わず、国から守られる。彼女達が必要とする公的援助が受けられるものとする。嫡出でない子供は法的に差別を受けず、法的に認められた子供同様に、身体的、知的、社会的に成長することに於いて機会を与えられる。

すべての日本の成人は、生活のために仕事につく権利がある。その人にあった仕事がなければ、その人の生活に必要な量低の生活保護が与えられる。女性は専門職業および公職を含むどのような職業にもつく権利をもつ。その権利には、政治的な地位につくことも含まれる。同じ仕事に対して、男性と同じ貨金を受ける権利がある。

*1:http://d.hatena.ne.jp/Prodigal_Son/20100316/1268716684いしだ壱成が年取った感じ」って、惚気だよ!