石森章太郎っぽいデザインのキャラクターだと思っていたら、実際に異界王が作ったアンドロイドだった。異界王は、自分に勝てる存在を欲してアンドロイドを作ったが、無数のバトルを行って一度もアンドロイドは勝てなかったという……いやそれ異界最強と呼んでいいのか？
異界王が異界の存在なら異界最強は異界王だし*1、異界王が現世の存在なら異界王が作ったアンドロイドは現世の存在と位置づけられないだろうか。
それはさておき、良い意味で突っ込みどころが多々ありつつ、アニメとして楽しくはあった。
アンドロイドが冷血な戦闘狂かと思わせて、実際は戦うことで自らを強くし人間らしさを身につけていこうとしていたという物語は、まさに石森SFマンガっぽい。カードバトルを通じて礼儀を学んでいるという描写も、子供向け販促アニメとして卑怯なくらい巧かった。
追い詰められて逆転する主人公という展開も、けっこう主人公の勝率が低いだけに意外性があり、きちんと爽快感がある。
*1:早口言葉みたいだな、この文章。
