黒田成美演出。前回の初演出はアクションに面白味が薄く、散漫な構成だったが、今回は文句無し。ドラマが収束する野球場面はリアルに演出し、敵との対決は野球パロディ仕立てにすることで楽しませてくれた。野球というスポーツが持つアニメとの相性の良さに助けられた感もあるが。
ラブコメ描写は前回の演出同様、よく出来ていた。主人公の恋愛をシリーズ本筋*1の邪魔にならないよう上品に甘酸っぱくしあげ、かといって恋愛にからまないキャラクターにも目を配っている。もったいないオバケとしまっちゃうおじさんが争奪戦を始めかねなかったキュアベリーにも、わずかながら役割があったのも良い。