長峯達也が演出で、コミカルな場面からアクションまで、カットを刻んでテンポ良く、いつもより頭一つ抜けた出来。
作画監督は飯飼一幸。全体にしっかり手を入れていて丸く可愛い絵柄の良さが出ていた。
本編は、妖精であるタルトが、フェレットに似た別物と気づかれて起こる一騒動。
ヘソの有無から哺乳類でないことが判明する*1ことからして目の付け所がいいし*2、視聴率低迷に悩む動物テレビ番組*3が追いかける中盤から、キャラクター設定を活かして*4プリキュアの親が助けるクライマックスに繋げ、プリキュアが周知されている今シリーズならではの描写で事件収拾、いったん終わるかに見せて冒頭に繋げるオチ……
以前の話を活かしきった無駄なく密度の高い内容で、今回は見ていて感心することしきり。あくまで想像だが、脚本の山下憲一をふくめてスタッフワークが良かったのではないかと思う。