法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』第15話 東方の使者/第16話 戦友の足跡

第15話から「新章突入」で、前アニメ化では描かれなかったシン国がらみの展開が始まる。アクションは充実していたが、あくまで新キャラクターの顔見せといったところ。
新展開に合わせて合わせてOPとEDも変更。OPは『桜蘭高校ホスト部』の五十嵐卓哉監督コンテで、中村豊伊藤嘉之といったアニメーターが原画に名を連ねる。作画は素晴らしいものの極端に目を引く演出はない。ただ、某キャラクターの仮面を外さず、本編で正体を明かす衝撃を奪わない誠実さが地味に良かった。EDは入江監督コンテ。地上デジタルでワイドになった画面の、さらに上下を隠した横長の構図を活かしきった情景描写が印象的。


第16話は世話になった男の死を主人公が知り、責任を感じつつ受け入れていく過程をたんねんに描く。
しかし構成は平板気味。主人公が死を知る前後のもったいつけは良かったものの、後半はありきたりな描写が工夫なく続く。特に垂れ流しなBGMは安易すぎないか。原作を読んでいなければ、扉の向こうで妻の真意を知る場面などで感動できたかもしれないが……しかし、結末の引きは原作で知っていたわりに楽しめたな。何が違うのだろうか。