法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

ゲーム全般にあまり興味はないが、規制の話をちょこっと

原作ゲームは未経験なものの*1、劇場版『AIR』は傑作と思っている。


で、エロゲー規制反対派には、以下のような者がいることは注意しておきたい。必ずしも誰の目にも止まらない意見ではなく、大手ニュースサイトでも取り上げられている。
児童ポルノ問題と従軍慰安婦問題との密接な関係 - サイバーアナーキズム*2

実はこの問題に関しては一人の人物が関わっている


清水澄子


従軍慰安婦問題は以前から問題があったし韓国とは既に決着がついた問題なのに1990年代にこの問題が吹き荒れたのは彼女がこの問題に火をつけたところが大きい。

つまり、児童買春・ポルノ禁止法のきっかけとなったストックホルムの会議で日本政府代表の議員として清水澄子氏が参加していたのだ(当時は自民・社民・さきがけの連立政権)、そして「児童ポルノの8割が日本製」という発言はECPAT宮本潤子だとされている

「第1回児童の商業的性的搾取に反対する世界会議」が行われた頃はちょうど日本国内ではメディアを中心に従軍慰安婦に対して疑念の目が向けられたころでもあり、新しい歴史教科書をつくる会が設立されるなど従軍慰安婦問題はデタラメであるという認識出てきたのだ。

韓国の民主化にともなって従軍慰安婦からの証言が出てきたという歴史の流れが読めていない。内紛で事実上の終焉を迎えた「新しい歴史教科書をつくる会」の名前が出てくるところなど、笑ってほしいのだろうか。
しかも、エントリで書かれている清水澄子氏と児童ポルノ問題の関係はストックホルム会議に関してだけ。表現の自由がらみで争点となっている創作物規制とは……密接か? 正直いって、遠くないか?


他も、様々な団体名が並ぶ中に、ぽつんと従軍慰安婦問題関連団体があっても説得力が薄い。端的にいって陰謀論だろう。

*1:原作ファンにとっては、だからこそ、らしいが。

*2:引用時に太字強調を無くしている。「認識出てきたのだ」は原文ママ