法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

最初は「やる夫」で南京事件が起こった過程を解説しようかと思っていた

アスキーアートをコピペするのを面倒がってプロットを書いていたら、上記のような形にまとまってしまった。当然、史実を学ぶ一助にもならない。


以下、読み返して思ったこと。
適当に思いついたまま書き連ねていくと、人物関係から物語構造まで同じになってしまう悪い癖は直したい。内省的な男主人公が戦場で少女と出会って云々という展開が我ながら多すぎる。おそらくセクシズムの現われ。真面目にやるなら、粗筋から独自性をもって構成しないといけない。実際に構成の段階で異なる物語構造の新作も、一応書いてはいるのだが、なかなか進まないでいる。
あと、南京大虐殺否定論を主人公に述べさせるため、無裁判による捕虜処刑方針などは意識的に知らせていない。南京に便衣兵が隠れていて占領軍に気づかれず事件を起こしていたというレトリックは使ったが、さすがに捕虜にせぬ方針は無理だった。


ちなみに南京大虐殺に限らず、歴史一般から題をとった。南北朝時代における大塔宮の遁走、前田慶次郎の言及されにくい逸話、太平洋戦争敗戦時の出来事、等々。
また、直接的な題材にした南京攻略線の逸話はさらにひどく、「やる夫」に合うようマイルドにしようと首をひねった結果が上記の描写。