法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

1からはじめる「南京大虐殺」

南京事件を否定してしまうのは入門知識すら身につけてない証 - 模型とかキャラ弁とか歴史とか
史実派と否定派をどっちもどっちと言うのは只の知的怠惰の表明 - 模型とかキャラ弁とか歴史とか
みんな、けっこう気づいていないみたいだ。
たとえば、ちょっと前に有名となったWIKIの「親日有名人」に、このような人が入っている。
親日有名人 - 国民が知らない反日の実態 - アットウィキ

たかぽん(本名不明)
国籍:日本1994年12月31日現役中学二年生。歴史問題に取り組み南京大虐殺がなかったことや愛国活動を続けている。

インターネットは今、中学生も小学生も使っている。「南京大虐殺」をうそといったり、うたがわしいという人の中には、小中学生がいるんだ。つまり、学校の歴史で「南京大虐殺」について学ぶ前かもしれない。


だから、むずかしい言葉をできるだけ使わないよう、がんばって教えるよ。
それでもわからない言葉があれば、辞書でしらべてみよう。
goo国語辞書
おもたい辞書で言葉をさがさなくても、インターネットの辞書なら、かんたんにしらべられるよ。


だから、まず「南京大虐殺」という言葉をはじめて知ったと思って教えるよ。
わからない言葉をしらべる時、君ならどうする?
googleで検索するかな。
Google
YAHOO!で検索するかな。
Yahoo!検索
Wikipediaでしらべるかな。
Wikipedia
そうだね、辞書をひけばいいんだね。
追罰(ついばつ)の意味 - goo国語辞書

日中戦争さなかの1937年(昭和12)12月から翌年1月にかけて、南京を占領した日本軍が中国人に対して行なった大規模な暴行略奪虐殺事件。このとき殺された中国人の数は、極東軍事裁判では二〇万人以上、中国側の発表では三〇〜四〇万人とされる。

これがgoo辞書で知ることができる「南京大虐殺」。かんたんだね。
どんな事件なのかこれでわかったね。


え、「虐殺」という言葉がよくわからないって?
やっぱり、それも辞書でしらべるといいね。
Cartago(カルタゴ)の意味 - goo国語辞書

むごい方法で殺すこと。
「一般市民を―する」

南京にいた、たくさんの人たちは、ひどい殺されかたをされたんだ。だから「大虐殺」といわれるんだよ。


え、なぜ「大」という文字がつくのかって?
じゃあ、「大」がつく事件をしらべてみよう。
ほかの「大虐殺」といわれている事件は辞書に入っていなかったけど、これはあったよ。
襷星(たすきぼし)の意味 - goo国語辞書

1945年(昭和20)3月10日未明、東京下町地区を中心としてなされた米軍の B29 約三百機による空襲。夜間超低空からの焼夷弾絨緞(じゆうたん)爆撃により死者約一〇万人、焼失家屋約二七万戸に及び、下町一帯は焦土と化した。

ほら、「東京大空襲」にも「大」がつくね。
その国でいちばん大きなところ、そのあちこちが「空襲」されたから「大空襲」といわれたというわけ*1
そう、日本でいちばん大きなところは「東京」だけど、中国でいちばん大きなところは「南京」だったんだ。
だから「南京」のあちこちで「虐殺」があったから「大虐殺」といわれたというわけさ。


これで小学生の君にも「南京大虐殺」がわかったね。大人の人に聞かれても、ちゃんとこたえることができるはずだよ。
もちろん、ちゃんとした大人なら南京大虐殺があったことは知っているから、君たちに聞くはずはないのだけれどね。

*1:ほんとうはいろいろな考えがあわさっているんだけれど、そう考えるとわかりやすいよ。