前半は久々に安藤敏彦コンテ演出。冒頭でドラえもんが衝撃を受けると画面が古いモノクロのようになったり、はしばしで面白い演出が行われている。アニメ独自ストーリー*1ということもあって、スラップスティックぶりは過剰に感じたが、飽きずに見ることはできた。
後半は原作にある話。原作でも多用されているタイムループネタだが、同じタイムスリップジャンルの別解と受け止めたい。今回の物語は時間移動が複数で、ちょっとした伏線を張りつつ、違う答えに誘導していることが見所。こうしたそつのない話は、アニメ化してもそつがない。ガード下の屋台や、のび太たちが父親を探すカットで、しっかり奥行きを表現していて目を引いた*2。
本題とは関係ない個人的な事情だが、いそがしくて録画予約を忘れてて、急いで帰ったが冒頭が録画できなかった……こういう時はビデオデッキの素早い立ち上がりが懐かしい。