法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『獣の奏者エリン』第8話 蜂飼いのジョウン

寝込んだエリンと雨降る空、窓の向こうに見える蛹、それを餌にしようとする鳥。そしてエリンは生きることと食べることの関係を教えられる。


浜名孝行監督コンテ。演出に特別な力を入れるためというよりも、過去回想が多いためシリーズ全体を把握している監督が登板したという印象。
小麦粉を練って焼いたものに蜂蜜をつけた食べ物が、作画の手間がかかっているわりに、さほど美味しそうではない。キャラクター同士のやりとりを見るだけなら良い場面と思えるのだが、ちょっと食べ方が淡々としすぎている。よくオナラをするという安易なキャラクター付けといい、新登場のジョウンがらみは色々と描写が足りないかな。
エリンが前向きに生きようと決意する流れは、母描写の積み重ねもあって、けして悪いものではなかったのだが。