法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『獣の奏者エリン』第3話 闘う獣

闘蛇の、戦争の道具として扱われる一面を描く。
笛で闘蛇を静められるならいずれ敵も笛を使うのではないかと以前から疑問だったが、飼育されている闘蛇は耳の弁が切除されており、あぶみのごとく人工的な耳の蓋が装着されるという描写に納得。それにからめて、生き物を家畜にするため傷つけなくてはならない痛みを主人公へ覚えさせたのも良かった。
いずれ来るだろう兄弟の相克を予感させる描写を前半に入れながら、後半に兄弟の協力と活躍を描いたのも単純に燃える。甘すぎず苦すぎない、古典的なジュブナイル
気に入った現地の侍女に手を出したりと、放送時間を考慮しない傍若無人ぶりを発揮する真王の甥も、妙なところで規制がゆるいNHKアニメらしくて楽しかった。


あと、脚本家がハラダサヤカに変わったおかげか、ナレーションではなく映像で状況を見せているのが良かった。