餌を食べられなくなって調子が悪くなった闘蛇の治療を求め、旅人が村に来た。ソヨンは様々な治療を試してみるが、いっこうに良くならない。しかし、好奇心いっぱいのエリンは、闘蛇の乗り手から話を聞いたりする内に、闘蛇を回復させる方法に気づく……
魚を獲ったり草むしりをしたりの生活感から、闘蛇を物語世界に住む一個の生命体として描き、一つの話としてまとまっていた。……だが、サブタイトルがおかしい。
優秀な医術師であるはずのソヨンが気づかないのは、グルメマンガ等でよく見る展開ではある。大人が困っている時、主人公の子供がちょっとした思いつきから解決する筋は、王道といっていいから許せはする。しかし母の仕事ぶりを期待させるサブタイトルで、母を踏み台に娘が活躍する内容は詐欺だろう。