法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

保阪正康、蛸壺化していた

上記ドキュメンタリー*1の正式な題名を検索していたところ、以下の番組感想が見つかって爆笑した。
ぼやきくっくりFC2版:TBSの東條英機のドラマを見て感じたこと

 ただ、オリジナルテキスト(原作)が、一部で「蛸壺史観」と批判されてる保阪正康っていうのがちょっと引っ掛かりましたが(wikipedia参照)、まあでも思いっきりサヨクな学者よりはいいかと思い、期待半分、不安半分でしたが、とにかく見てみることにしました。

いやはや、くっくり氏のドラマ感想に突っ込むつもりは全くなくて*2、いつぞやの「極左」という評価から進化したというべきかどうか悩んだのだ。保阪正康氏って、保守派のノンフィクション作家だよ?


まあ、「wikipedia参照」で「一部」の批判というのだから、たいしたものではないだろうと思った。
それでも念のため、参照としてリンクされていたWikipedia記事を読んでみた。
保阪正康 - Wikipedia

しかし当事者の証言に偏重する研究姿勢には、実証的立場からの批判も多い。小林よしのりは、戦争の原因を自国の中でのみ探り、外国の視点がまったく抜け落ちているため、狭い蛸壺に入ってしまったような歴史観になっているとして、保阪の歴史観を「蛸壺史観」であるとしている[1]。

1. ^ 小林よしのり 『新ゴーマニズム宣言』第15巻、小学館、2006年 ISBN 4093890153

「一部」って、小林よしのりかよ!

*1:http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20081224/1230647796

*2:実際ドラマ感想だけを見て、「TBS」や「サヨク」にとって都合が悪いだろうと予測している部分が的外れな点を除けば、そう違和感がある内容ではない。念のため、的外れな評価をしている箇所も提示しておこう。【逆に、左の人は「東條を美化しすぎだ」とか言い出しそう。TBSはそれでいいんでしょうか?(^_^;】という文章など、東條を強大な独裁者として見ることこそ左翼にとっては美化だということを理解していないことが明らかだ。