法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『機動戦士ガンダム00』セカンドシーズン#9 拭えぬ過去

冒頭からギミック満載のモビルスーツ戦闘で、ロボットアニメらしく楽しませてくれる。しかも冒頭の個人技的な戦闘は、あくまで敵位置を捕捉し追撃戦が行われる前振りという形で大局に回収され、リアルロボットアニメらしさも外さない。
スメラギとマネキン大佐の頭脳戦も、相手の行動を予想して先々に配置しておくという戦術がほとんどではあるものの、様々な手段を用いていて飽きさせない。水中から空中を経て、宇宙まで戦闘の舞台が移っていくこともいい。
また、主人公側が追いつめられる状況が多いわりに、追うアロウズ側で戦死者が毎回のように出ていることは気になっていたが、それを自覚する台詞が出たのも良かった。海上の追撃が連続して、単調になりつつあった戦闘演出が、また変化していくことを期待したい。


しかし、ミスターブシドーが自称ではなく、揶揄も込められた仇名*1だったことに一番驚いてしまった。確かに、思い返してみると他人から呼ばれている場面ばかりで、自らブシドーと名乗っている場面はない。

*1:マネキン大佐からも呼ばれていることから考えると、正式なコードネームかもしれない。