裁判で認定が続いている原爆残留放射線障害について、無視されてきた原因から障害の実態まで解説。
残留放射線の影響について調査が不足していた米国の科学者、原爆症を認定しなかった厚生省の役人、それぞれの恥ずかしい釈明が興味深い。
障害が現に発生していたのに、簡単な残留放射線調査の資料を信用してしまったとか、原爆症が感染すると噂されていた状況で原爆症らしい症状を赤痢やチフスと判断したとか、およそ科学者としてやってはいけない考えばかり選択しているのではないかと素人目に感じた。これはまるで同語反復的な考えではないか、と。
