戦闘でプリキュアに守られてばかりなココの他力本願ぶりを、シロップが糾弾する展開。このアニメに限らず、異世界から人間の、それもおうおうにして子供の助けを求めにくる設定の身勝手さは、主人公をヒーローにするための方便と流してほしくないところ。きちんと物語に回収できるかは次回以降の展開によるが。
主人公が自分のしたいこと……人に教えることに手応えを感じる描写もていねいでいい。ちょっとアホな子であることが、結果的に上手な教え方をできるという展開も説得力ある。
小村敏明シリーズディレクターと大塚隆史が連名で演出するくらい力が入った、分岐点となる話。
作画監督が河野博之で、キャラアニメとして見て雑だったのは残念。影のつけかたが良いので、クライマックス戦闘で光がからむ作画は悪くなかったが……