法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

そういえば筆を折って新しい筆を手にした人々

続々 自滅した日本 - Dr-Seton’s diary

うーん、筒井康隆氏も以前「断筆宣言」してますよね。物書きにとって、自分の書いた文章の与える影響というものに真摯に向き合えば、こういう言葉も出てくるのかもしれません。

ただ、私はバカどもの中傷は無視しても、綿井氏にはジャーナリスト活動を再開して欲しいですね。

宮崎駿監督は『もののけ姫』以降、延々と最後の作品を取り続けている。『機動戦士ガンダム』で有名な富野監督の前言撤回にも慣れてしまった。
断筆宣言の撤回は真摯でないとは感じるものの、執筆再開するだけの必要性を感じたら、また戻ってくるのも充分にかまわないと思う。「筆を折る」くらいなら中断宣言と受け取ってもいいんじゃないかな。


しかしガンダムを撮らないと宣言した富野監督や、篠田監督の『スパイ・ゾルゲ』を思い出すと、宣言撤回後の作品はどうにも精彩を欠く印象もあったりなかったり。そもそも自身で限界を感じたから、作品を制作しないと一度口にしたのだろう。
外野が要求することではけっしてないが、対象との距離感を取り戻すために綿井氏が活動を休止すること自体は、それはそれで間違ってないかもしれない。