今回は初めて少年視点の物語。初々しくも情けない小学生の、自覚しているかどうかも定かではない恋愛に身悶える。
ヤサコとハラケンが関係してきたのは流れとしては予想外だったが、事故死した少女とハラケンの関係を踏み込んで描いてないので、しばらくは付かず離れずで進行するだろう。
あと、一般的な大人は、電脳メガネで遊んでいたから交通事故が起きたという認識なわけか。電脳メガネ自体はパソコンみたいに受容されていて、大人が使う限りは問題視されず、子供に与えることや子供が玩具として扱うことが問題視されているといった状況か、なるほど。
作画監督は、OVA『3×3EYES』のキャラクターデザイナー新井浩一。祭りの屋台という独特の光源を意識した影付けが見事。山下高明や杉浦幸二らが原画にいて、良いレイアウトが楽しめた。特に神社関係のレイアウト、イリーガルのペット的なしぐさが密度高い。
絵コンテは、ちょうど直前のMBS系アニメ『地球へ…』OP絵コンテを担当している増井壮一。ロングショットが多く、舞台の広がりを感じさせる演出が印象的だった。
