http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/986909.html
痛いニュースという、2ちゃんねるのスレッドをまとめたサイトから。ネットのカジュアル否定派*1の主張を無批判にまとめており、あまり良いサイトではない。
ちなみにYOUTUBEの映像捏造話では伊勢崎ジャンヌ・ダルク*2による南京虐殺否定事件*3があったばかりだが、2ちゃんねる辺りでは知られていないようだ。ネットの狭い議論にとどまらない、仮にも議員がらみで噴き上がった問題をフォローしていない否定派というのもどうなのだろうか。
今回は、たかだか市議会議員が個人ブログに南京事件否定を書くより状況は悪化しているともいえる。
国外に向けて歴史修正主義者が否定説を並べ立て、日本の評判を貶める行為を働いているわけで、これが日本を代表する主張と思われては非常に困る。日本政府も不充分さを指摘されながら*4も南京事件の存在をくり返し認め、外務省の公式サイトでも記されているというのに、自称愛国者が足を引っ張っているわけ。
同じように南京事件否定論者が国外で発言した事件で、南京事件を米国で映画化する関係のブログ*5に歴史修正主義者が大挙して書き込んだ事件があったばかり。その事件でid:Apeman氏に批判されていたTAMAGAWABOAT氏が、痛いニュースに引用された範囲でも称賛されている状態には失笑してしまった。
*1:青狐氏やApeman氏らの指摘する、歴史修正主義の一形態。http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20070326/p1参考
*3:http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20070515/p1、http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20070519/p2等を参考。
*4:当時の戦闘詳報や陣中日記には非公開の物が多く残されている。
*5:ちなみに、映画公開を中止させようとする歴史修正主義を批判するネット共同署名をApeman氏が呼びかけていた。私も興味を持っていたが、そのころは政治的な発言をする場がApeman氏のブログばかりであり、最終的に署名しないままだった。かなり後悔している。