法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

安田弁護士と裁判員制度について

安田弁護士がらみで、一度再紹介した弁護士ブログ。その件について再まとめをしている記事がこれ。
涅槃の境地: 弁護士のため息
現在、裁判員制度に懸念を持って活動している。
昔の私は裁判員制度導入に賛成だったが、確かに安田弁護士に対する反応や、少年犯罪に対する誤った認識*1を見るにつけ、現状での裁判員導入は時期尚早と思うようになった。使い方がわからない道具を手にすれば、無意味なだけでなく危険な場合すらある*2


末尾に気になる話が書かれていたので、引用する。

 私がテレビを見た範囲では、昨年に比べると、マスコミやジャーナリストなどのコメンテーターの反応も冷静だった気がした。

 しかし、日曜日のOOO委員会というのは違った。この番組には本当に驚かされた。

 特に、

 三宅久之氏の発言 「弁護士というのは昔から三百代言と言って、ろくなもんじゃない。」

 橋下 徹弁護士の発言 「皆さん、弁護団の弁護士の所属する弁護士会に懲戒申立をしましょう。」

 勝谷誠彦氏の発言「週刊誌は21人の弁護団の弁護士全員の氏名や経歴等を公表すべきだ。」

  これらが知識人と言われている方々のご発言である。

 いったいこの国はどうなっているんだ。こんなことで、裁判員制度なんてまともにできるのか。

……またたかじんか、とつぶやいてしまった。ネット上では過激な保守的発言が一部で人気を得ているが、一般的にはさほど影響力ないことがせめてもの救い。

*1:けして少年犯罪が近年になって増えているわけではない。無差別化や凶悪化しているという考えも誤っている。……と、いう話は今さら指摘するまでもない。

*2:憲法9条改正による自衛隊の軍隊化も同じようにとらえている。昔は、消極的な反対と賛成を行き来していたが、現在は積極的に反対しようと思うようになった。南京大虐殺従軍慰安婦や沖縄集団自決を否定する歴史修正主義発言を公の立場で行う者が一定以上いる限り、この国が軍隊を持つべき器だとは思えない。