法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

特撮

『ある会社員』

ヒョンドのつとめる会社は、金属貿易という表向きの顔と、暗殺請負という裏の顔をもっていた。 そして新人の初仕事にたちあったヒョンドは、会社の指示どおりに業務をすませようとしたが…… イム・サンユン監督脚本による2012年の韓国映画。組織人の悲哀をス…

『バーフバリ2 王の凱旋』

栄華をきわめたマヒシュマティ王国。その国母シヴァガミに命じられ、先代バーフバリは諸国を漫遊して、次期国王として見聞を広めることとなった。 クンタラ王国についた先代は、女性ながら王族として盗賊退治をおこなうデーヴァセーナに惚れこむ。しかし王位…

『ハドソン川の奇跡』

サレンバーガー機長は、旅客機が都市に墜落する幻覚に苦しんでいた。河川への奇跡的な不時着を成功させた機長だが、英雄として市民にたたえられながらも、国家運輸安全委員会から疑惑が向けられていたのだ…… 日本でも報じられた2009年の美談にもとづく、2016…

2017年秋TVアニメ各作品について簡単な感想

おおむね全話見た作品を、いくつか五十音順で。いくつか別作品の感想も後日にまとめるつもり。 『アイドルマスター SideM』 作画は安定して整っていたし、多数のアイドルキャラクターをチーム分けして区別できるようにできていたが、起伏が少なくて物語が淡…

『里見八犬伝』

里見家にうらみを抱いた怨霊と、その息子がひきいる蟇田家の軍勢に、里見家が滅ぼされた。脱出できたのは静姫ひとり。 そんな静姫が男装しているところに、戦で手柄をあげられなかった親兵衛が出会う。静姫が女と気づいた親兵衛は襲いかかった。 やがて逃げ…

『キングコング:髑髏島の巨神』

1973年、ベトナム戦争から撤退する米軍が、未知の島の調査に協力することとなった。 さらに元SAS隊員や戦場カメラマンがくわわって、調査隊は嵐につつまれた髑髏島へ突入。 そして爆発を利用した地質調査をつづけていると、山陰から謎の人型があらわれる…… 2…

『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』

異星人の侵攻を人類=米国がしりぞけてから20年。人類は異星人の技術を利用して文明を発展させ、防衛も準備万端に整えていた。 そんなある日、謎の宇宙船が土星の輪にあらわれる。その宇宙船はあらゆるものを吸いこみながら月面基地へせまってきた…… 2016年…

『ゴースト・イン・ザ・シェル』

人体を機械化する技術が発達した近未来。脳以外の全身を機械化した初めての成功例であるキリアン少佐は、公安9課に所属して任務を遂行していた。 ある時期から、少佐を機械化した関係者が次々に暗殺されていく。その犯人クゼは、少佐の存在しないはずの記憶…

『電人ザボーガー』

サイボーグ組織Σが国会議員を次々に襲撃する事件が発生。秘密刑事の大門豊と、パートナーロボットの電人ザボーガーが立ちあがる。 やがてΣ内部で虐げられている女性幹部ミスボーグと、組織になじめない大門豊が戦いながら、ふたりの距離が縮まっていくが…… 1…

『宇宙からのメッセージ』

侵略者ガバナス人に要塞化された惑星ジルーシア。現地人たちは助けを求め、勇者の印となる木の実を宇宙へはなった。 しかし木の実がたどりついた地球は戦争が終わってひさしく、暴走行為を楽しむ若者たちは戦いかたを知らなかった…… 1978年の東映が、『スタ…

『FLU 運命の36時間』

密入国のためベトナム人がコンテナに押しこめられ、罹患していた鳥インフルエンザが突然変異。密入国業者の弟を初めとして、感染を広げていく。 そうして孤立した都市で、ただひとり生きのこったベトナム人を追って、レスキュー隊員と女医は数奇な運命をたど…

『国際市場で逢いましょう』

朝鮮戦争のつづく1950年末、興南撤収作戦時の混乱で、少年ドクスは妹と父と生き別れになってしまった。 そこからドクスは母や他の弟妹と商店街の親戚をたより、発展する韓国とともに生きぬいていく。 その闇市から始まる商店街の名前こそ、「国際市場」とい…

『トガニ 幼き瞳の告発』

画家の道を挫折して妻も亡くしたカン・イノは、光州の聾学校に美術教師として赴任する。 賄賂を要求されて得られた教職を捨ててまで、カンは施設の虐待を告発しようと動くが…… 主演のコン・ユが製作もおこなった、2011年の韓国映画。原作小説は、2005年に発…

『シン・ゴジラ』

東京湾で謎の噴出や水漏れが発生。日本政府は海底火山と判断するが、一般人の撮影した映像を見たひとりだけが巨大生物の可能性を主張する…… 2016年に公開された最新の実写ゴジラ映画を、日曜洋画劇場で視聴。約2時間の本編から諸事情で5秒ほどだけカットされ…

『提督の艦隊』

17世紀のオランダは、国内では共和派とオラニエ公派に二分され、国外では大国によって貿易を妨害されていた。 ややオラニエ公よりだった軍人ロイテルは、トロンプ前提督が戦死したことで、共和派の首相から提督に任じられる。 首相とその兄から協力をとりつ…

2017年夏TVアニメ各作品について簡単な感想

おおむね全話見た作品を、いくつか五十音順で。 『18if』 さまざまな他人の夢を見る物語にあわせて、エピソードごとにスタッフやビジュアルを変える趣向は楽しかったが、現在のGONZOでは制作リソースが不足気味。第3話と第7話と第10話は絶品だったのだが。 …

『海にかかる霧』

通貨危機にあえぐ韓国で、老朽化した漁船が廃船にされることを防ぐため、チョルジュ船長は密航に手を出してしまう。 中国から来た朝鮮族を船に乗せて、船長は5人の乗組員とともに警備の目をかいくぐろうとするが…… 2001年のテチャン号事件をモチーフにした、…

『デイ・アフター・トゥモロー』

地球温暖化によって極地の氷が海へと流出。塩分濃度が変わったことで海流も変わり、地球全体で異常気象が蔓延する。 その後の寒冷化まで予測できていた気象学者は、米国政府へ対策を求めつつ、寒冷地にとりのこされた息子を思う…… ローランド・エメリッヒ監…

『007 カジノ・ロワイヤル』

イギリス秘密諜報員のジェームズ・ボンドは、人間を2人殺害するという条件をクリアし、007のライセンスを与えられる。 そしてテロ組織から資金をあずかってふくらませるル・シッフルという男に対して、ボンドはポーカーゲームをいどむが…… 主演にダニエル・…

『007 慰めの報酬』

カーチェイスをくりひろげた秘密諜報員007は、「M」の手がかりとなる男ミスターホワイトを連行するが、裏切りによって失敗。 ボンドはさらなる「M」の手がかりを追って、陸海空で戦いつづけ、そのたびに敵味方の死骸が積みあがっていく…… 『007』の22作目と…

「職業ヒーロー」というジャンルの前例を考えていくと、「スーパー戦隊」や「メタルヒーロー」とどこが違うかという疑問につきあたる

id:kido_ari氏が職業としてのヒーローを描いている作品についてとりあげていた。 タイバニ、ヒロアカ、ワンパンマン…「職業ヒーローもの」というジャンル - 今にも崩れそうな本棚の下で 「TIGER & BUNNY」(タイバニ)、「僕のヒーローアカデミア」(ヒロア…

『スウィートホーム』

フレスコ画家が遺した森奥の屋敷へと、少人数のTV取材班が乗りこんだ。無思慮な取材活動をつづけていると、少しずつ不思議なことが起こりはじめ、やがて惨劇が始まる…… 1989年に公開されたホラー映画。日本でありながら洋館を舞台とした、ホーンテッドハウス…

『新感染 ファイナル・エクスプレス』

投資ファンドでチームリーダーをつとめる男がいた。仕事では冷徹に契約を進めるが、幼い娘とは何度も約束をやぶってしまう。うめあわせに、母に会いたいという娘の願いをかなえることに。 釜山行きの列車に乗るため、遠くの火事を横目に、男と娘は夜明けの街…

『透明人間現わる』

透明薬を発明した老博士が行方不明となり、ふたりの弟子の一方も姿を消す。やがて透明人間による犯罪が始まるが…… 公職追放されていた円谷英二を特撮に呼び、1949年に大映でつくられたモノクロ作品。1933年に映画化された『透明人間』からの影響が濃く、たし…

『ポセイドン』

豪華客船ポセイドン号が新年をむかえる。しかし楽しんでいる乗客たちとは異なり、操舵室は突然の巨大波への対処でパニックを起こしていた…… 転覆した豪華客船からの脱出をえがく、2006年の米国映画。1972年の大作映画『ポセイドン・アドベンチャー』*1をドイ…

『激動の昭和史 沖縄決戦』

太平洋戦争において、米軍が上陸して戦場となった沖縄。その防備を固める初期から、日本軍が崩壊した末期までを俯瞰で描く。 1971年公開の、岡本喜八監督によるカラーシネマスコープ大作。沖縄決戦のさまざまなエピソードをつめこみ、約2時間半で描ききる。 …

『太平洋奇跡の作戦 キスカ』

第二次世界大戦において、アリューシャン列島の一部を日本軍が占領していた。 しかし日本軍は戦線を縮小し、占領の戦略的な意味が失われたあげく、アッツ島の部隊が全滅。 残ったキスカ島の部隊も、全滅は必至と思われた。そこに濃霧を利用した撤退作戦が立…

『地獄』

仏教系大学にかよっている清水四郎は、悪友の田村が起こしたひき逃げに加担してしまう。ひき逃げで死んだヤクザの妻と娘は復讐をちかった。 さらに父親が経営する悪徳養老院や、自首しにいく途中の事故で死なせた女性もからんで、清水四郎は地獄めぐりをする…

『フロム・ビヨンド』

屋根裏部屋で奇妙な装置を動かしていた助手は、異世界からクリーチャーを呼びだしてしまう。 そのクリーチャーに博士の頭部を食われ、精神病院へ入院した助手に、精神科医の女性が興味をもつが…… H・P・ラヴクラフトの短編小説『彼方から』を原作とした……と…

『大江山酒天童子』

源頼光と部下による鬼退治の伝説には、知られざる裏の歴史があった。 平安時代の末期、藤原道長が専横をふるっていた。たびたび都は盗賊に襲われ、鬼妖怪が跋扈する。 そこで大江山に潜入した坂田金時たちが見たのは、妖術をもちいて政権の転覆をねらう酒天…