2010-01-16から1日間の記事一覧
『オマツリ男爵と秘密の島』だが、名義こそ細田守監督なものの、個人的に最後の橋本カツヨ作品と思っている。そして、これは出崎統作品よりも、全面的に山内重保作品を想起させる内容となっている。実は私は、細田監督自身の言ほど、作品から山内監督らしさ…
まず、画の質感と実感が等号で結ばれると仮定しよう*1。 切り絵を用いるノルシュテイン作品や、その弟子筋がガラス板に絵の具を塗って美術画が動くような世界を作った『老人と海』といったアニメ技法では、手間も時間もかかる。 日本で最も目にする機会が多…
ホミが驚いて目を飛び出させる斜め後ろからのカットとか、今回の崩し顔は全体的に古臭い。コンテは日本人だが、作画監督他は韓国スタッフだからなあ。ギャグのような、文化に密接に関わる要素は、どれだけ勉強している作家でもズレを感じることが多い。 物語…